新型コロナウイルス感染症対策についての市への要望

2020年4月27日

まちづくり市民こだいら 水口かずえ

 

磯山議長様、小平市新型コロナウイルス感染症対策本部御中

 

4月8日にまちづくり市民こだいらとして提出させていただいた市民課の待ちスペースの改善についての要望には、市庁舎入口ドアの開放や、間隔を開けて椅子に座るよう求める貼り紙の掲示、パイプ椅子の設置などで対応してくださり、ありがとうございます。以下は、追加の要望10項目です。ご対応よろしくお願い致します。

 

1.新型コロナウイルス感染症の影響が長引くなか、経済的困難を抱える人が増えています。4月18,19日に「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る何でも相談会」実行委員会が実施した全国無料電話相談会には、2日間で5000件を超える相談が寄せられたそうです。市でも、毎日の対応にご苦労されていることと思いますが、困窮者の生命に関わる問題ととらえ、生活保護の対応窓口や、緊急小口資金貸付や生活困窮者の自立支援に対応している小平市社会福祉協議会の窓口は、5月2日~6日の連休中も開所し、対応していただきますようお願い致します。

昨年の連休前には、生活困窮者支援対応について、厚生労働省から下記のような事務連絡が出されています。https://www.mhlw.go.jp/content/000504844.pdf

 

2.緊急小口資金の貸し付けに対応している小平市社会福祉協議会の窓口対応がひっ迫し、予約待ち状態と聞いています。1の要望と併せ、小平市社会福祉協議会にも、小平市から応援に入っていただけますようお願いします。

 

3.生活困窮者自立支援法に基づく住宅確保給付金の支給について、フリーランスや自営業の人も使いやすくするため、厚生労働相は24日の閣議後の記者会見で、ハローワークに登録して求職活動をするという支給要件を撤廃する省令改正を30日に行うと表明したことが報道されています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58437290U0A420C2EA4000/

小平市でも、住宅確保給付金の支給に関して、この省令改正に沿った対応を行い、市のHPでの「主な要件は、65歳未満で、離職後2年以内の小平市在住の方。また、ハローワークでの就職に向けた活動を行うこと等が必要となります。」との文言は削除し、要件緩和後の支給要件に書き換えてください。また、この情報が届きやすいよう、ホームページの「新型コロナウイルス感染症に関連する情報新型コロナウイルス感染症に関連する情報」の「事業者向けの情報、労働に関する相談」にも項目として追加してください。

参考:滋賀県野洲市作成資料

 http://www.city.yasu.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/18/20200408_02.pdf 

 

 

4.今年4月8日付けで、厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険料(税)の減免に対する財政支援について」と題する事務連絡が出されました。

https://www.mhlw.go.jp/content/000620361.pdf?fbclid=IwAR2OosMhte_3WMYkVdnwllbDUsChZSpkRuMxhMlSn6VCHlAjCAnl0aMn4Z4

それによると、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した国民健康保険の被保険者の世帯の保険料(税)を減免する市町村の減免措置にかかる費用を国が財政支援するとなっています。

荒川区や藤沢市などはこのことを見込んで、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少したことによる国民健康保険料の減免措置が認められ得ることをHPに記載しています。

https://www.city.arakawa.tokyo.jp/smph/kurashi/kokuho/hokenryo/i00600100.html

https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/honen/kokuhokorona.html

小平市においても、国民健康保険料の減免に積極的に取り組み、広報してくださいますよう、お願いします。

 

5.水道・下水道料金について、東京都では従前より、生活保護法による「生活扶助」等や、児童扶養手当、特別児童扶養手当を受給している方などには基本料金等の免除を行なっていますが、新型コロナウイルス感染症による経済的影響は広範に広がっています。一般の世帯や事業所も含め、水道料金や下水道料金の一定期間免除することはできないか、東京都への要請も含め検討してください。下記は、水道や下水道の使用料の免除を行なっている市の事例です。

 

奈良県大和高田市 4月または5月の使用分から2か月間水道料金の基本料金を全額免除

http://www.city.yamatotakada.nara.jp/topics/oshirase/post-845.html

 

愛知県刈谷市 水道の基本料金と下水道の基本使用料の来月の請求からの4か月分の全額免除

http://www.city.kariya.lg.jp/kurashi/suido/soidooshirase/zyougesuigenngaku.html

 

静岡県熱海市 6月支払分(令和2年6月30日納期分)の水道料金を全額免除

https://www.city.atami.lg.jp/kurashi/suido/1004880/1007963.html

 

奈良県生駒市 水道料金の基本料金を2か月無料に

https://www.city.ikoma.lg.jp/0000021669.html

 

6.新型コロナウイルス感染症への対応などについて、市のツイッターでの情報提供の充実をお願いします。不安や困りごとを抱えた人を相談窓口や支援につなげることが必要です。こうした相談窓口や支援の情報をTwitterでもお知らせしてください。子ども家庭支援センターや女性相談窓口などの相談窓口が独自のTwitterアカウントで発信(窓口の存在だけでも)することも含め、ぜひ検討してください。

 

7.新型コロナウイルス感染症に関連して、市が一括して相談を受け付ける専用の電話番号を設置してください。

 

8.最も近い防災無線のスピーカー設置場所から300m程離れた所に住んでいる方から、音が反響して言葉が重なって聞きとりにくいので、一つ一つの単語と単語の間をもう少し空けて、ゆっくり話してくれると聞きとりやすくなるのではないか、とご提案いただきました。また、雨や風が強い日は、聞きとりにくいとの指摘もあります。天候に応じて音量を変えるなどの対応も必要かと思います。

 

9.インターネットを利用しない人には、市からの情報が届きにくくなっています。選挙の際に設置する掲示板を公園などを含め何か所かに設置し、市のHPで提供されているような情報を掲示することはできないでしょうか。

 

10.休館中の公民館や地域センターの部屋を、過労が心配される医療や介護従事者の方々の休憩所として、あるいは新型コロナウイルス感染症陽性の軽症患者の受け入れ先として活用することはできないでしょうか。

 

11.医療関係施設や介護施設、運送業等で働く方々へ市独自の危険手当を支給できないか検討してください。また、それら施設でマスクや防護服などの必要備品が足りていない場合は市からの支援をお願いします。

 

12.東京都から、4月25日~5月6日の公園の利用自粛が呼びかけられ、子ども達の活動の場が狭められています。子ども達が大勢で密集することなく遊べる場として、教師の見守りの下に、クラスごとに時間を区切るなどの方法で、学校の校庭を開放することはできないでしょうか。 

 

以上