請願第15号 総務委員会(3月14日)での島京子さんの趣旨説明


議会が採択した請願に市がどう対応したかの報告についてですが、小平市議会では、以前に採択された請願で、その後どうなったかの処理の経過や結果についての報告が一切行われていないものが23件あったと聞きました。

小平市では、採択された請願の処理の経過や結果について、市民に報告が行われないばかりでなく、市議会への報告も、市が何らかの対応をしたものに限られています。

稲城市、国立市、小金井市、立川市、多摩市、調布市、西東京市、八王子市、日野市、福生市、三鷹市、武蔵野市では、定期的に議員への書面での報告が行われています。情報コーナーや議会図書館などで閲覧することのできる市もあります。三鷹市では報告は傍聴者用ファイルに閉じ、資料として配付しています。

地方自治法第125条は、議会が採択した請願の処理の経過及び結果の報告を地方公共団体の長などに請求できるとしています。議会は採択した請願の処理について報告を受けるべきだと思います。議会への定期的な報告を行ない、市民も会議録や閲覧資料を通じて報告内容を知ることができるようにして下さい。

採択された請願については、国立市のようにホームページで報告している自治体、立川市、八王子市のように議会だよりで報告している議会もあり、市民は報告に、よりアクセスしやすくなっています。

請願者が請願が採択された後に、どうなったかを知ることができないのは、市民の請願権を軽視しているだけでなく、採択した議会も軽視していると言わざるを得ません。

採択された請願のその後の市の対応については、市民にも知らせるべきものであると思います。この点につきましても、ぜひ前向きに対応して下さい。

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